小児外科チーム-Team of Pediatric Surgery-

チーフ

   
鈴木 信
(すずき まこと)
   
准教授    
     

スタッフ

井原 欣幸
(いはら よしゆき)
藤野 順子
(ふじの じゅんこ)
小山 亮太
(こやま りょうた)
講師 講師 助教
     

診療内容

先天性食道閉鎖症 神経芽腫 肥厚性幽門狭窄症 先天性腸閉鎖症
腎芽腫(ウィルムス腫瘍) 胃食道逆流症 鎖肛 肝芽腫
急性虫垂炎 腹壁破裂 悪性奇形腫 腸重積症
臍帯ヘルニア リンパ管腫 鼠径ヘルニア ヒルシュスプルング病
卵巣嚢腫 陰嚢水腫 先天性横隔膜ヘルニア 良性奇形腫
臍ヘルニア 先天性肺嚢胞症 耳前瘻 水腎症
側頚瘻 膀胱尿管逆流症 正中頚嚢腫 漏斗胸
梨状窩瘻 停留精巣など    

 

診療の特色

小児がんに対する集学的治療

小児のがんは薬(抗がん剤)や放射線がよく効くものが多いという特徴を持っています。そこで私たちは全国規模の小児がん研究グループに参加し、小児科腫瘍科医、放射線科医と協力し、計画的に小児がんの集学的治療を行っており、良好な成績を得ています。

極・超低出生体重児に対する外科治療

岩手医大では東北屈指の新生児集中治療室(NICU)および総合周産期母子医療センター(MFICU)を有するため、県内はもとより近県からも、何かしらのリスクをもった母体あるいは新生児が多数搬送されるため、東北地方では屈指の年間30例前後の新生児手術を行っています。
また、これら赤ちゃんの中には1,500gあるいは1,000gにも満たない体重で産まれてくる子(極・超低出生体重児)もいますが、私たちはそのような体重が極めて少ないにも関わらず手術を必要とする患児に対しても、産科医、小児科医、麻酔科医と密に連携した上で積極的に外科治療を行い良好な成績を収めています。

小児に対する鏡視下手術(単孔式腹腔鏡下手術)

大人の外科領域では「痛みの少ない小さな傷」「短い入院期間」で済む鏡視(腹腔鏡、胸腔鏡)下手術は一般的になりつつありますが、私たちはこの手技を、適応を十分に考慮した上で積極的に子供の手術にも取り入れ、現在は年間10~15の子供達に施行しており、ご家族から好評を得ています。